くまあつブログ

Daily Archives: 2011年6月4日

菅内閣不信任案への対応について

Filed under 熊田あつし

まずは、この国難の時期に政治的混乱をきたしていることを、
国会に携わる議員の一人として、国民の皆様に心からお詫びを申し上げます。

 内閣不信任案提出。
東日本大震災という国難に直面しているこの時、そもそもこのようなことをしている場合ではない。
党利党略や派閥争いにはしるのではなく、大震災からの復旧・復興こそ挙国一致で行わなければならない
最優先の政治課題です。

 にもかかわらず、自民党内の事情、震災前同様の与野党対峙の政局的な感覚等での野党の不信任案提出は、
国家無視、国民無視と言わざるをえません。
したがって、本来であれば、与党において粛々と否決をし、本来あるべき大震災対応を軸とした国会運営へと
早急に復していかなければならないところです。
この時期に、不信任案をめぐり政局となっていること自体が異常事態であり、与野党ともに
「何を馬鹿なことをしているのだ。」というのが偽らざる気持ちです。
おそらく、このような感覚はほとんどの議員が共有するものだと確信しています。
にもかかわらず、この異常事態。忸怩たる思いです。

 これは、菅内閣の震災対応から生じてきた事態でもあります。
被災地対応、原発事故対応、組織形態等々、多くの議論があるところだと思います。
しかし、個々具体例をあげて議論をするのは、この異常事態の本質ではないと思います。
問題は、現内閣が、この非常時に人心を掌握することができないどころか、むしろ混乱をきたしているという
この事実です。
大震災発災直後は、民主党内はもとより、与野党を超え、挙国一致で国難を乗り越えて
いかなければならないという雰囲気が醸成されていました。
これをしっかりと取りまとめ、国難に対処していくことこそが、宰相の宰相たるべき仕事だったはずです。
この大事が成し遂げられず、無用の政治的混乱をきたしたという、この一点だけでも、菅執行部は猛省すべきです。

 とはいえ、与党議員として、野党から出された内閣不信任案に賛成することはできませんし、
これ以上の政治的混乱は何があっても回避しなければならないのです。
特に、この時期の解散総選挙などということは狂気の沙汰であり、このような事態は
是が非でも避けなければなりません。
 
 そのようなことを踏まえ、野党から出された内閣不信任案を粛々と否決し、一方で、これまでの震災対応の
在り方を真摯な姿勢で見直し、与党内において自浄作用を発揮していくことこそがあるべき姿だと考えます。
復旧・復興こそが最優先課題であると考え、私は青札(不信任案反対)を投じました。
しかし、これは菅内閣への信任を意味するものではりません。
唾棄すべき政局的な動きを廃し、無用な政治的混乱や空白を回避するということを最優先するための行動です。

 また、採決直前の代議士会で菅総理が発した辞任表明のメッセージは、非常に重要だと考えます。
一国の総理の言葉の重さを考えれば、前言撤回は何があっても許されるものではありません。
私は、その内容履行を信じ、政局や政治空白を避けつつ、早期に建設的かつ前向きに新しいリーダーを
選出するための行動をおこし、今後の震災対応に向かってまいります。

熊田篤嗣 拝

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